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Travel Advisory

ヨセミテ国立公園の山火事「ドーム・ファイア」——消火ヘリの墜落、ワウォナ北東の火災域トレイルは閉鎖中

アメリカ・カリフォルニア州のヨセミテ国立公園では、2026年9月15日の朝、公園南部の集落ワウォナの北東で山火事「ドーム・ファイア」が発生し、1週間が経ったいまも延焼が続いています。火は北へ広がって2017年の山火事(エンパイア・ファイア)の跡地に入り込み、カリフォルニア州森林局・消防局(CAL FIRE)の9月21日17時51分の更新で約3,420エーカー(約1,380ヘクタール)、鎮圧率15%とされています。9月20日の午後には、消火活動にあたっていた契約ヘリコプターが園内で墜落し、運航会社と米連邦航空局(FAA)の9月21日の発表によると乗員2人が亡くなりました。一方で、公園そのものは通常どおり開園しており、ヨセミテ・バレーへ通じる主要道路もすべて通行できます。閉鎖は火災域にあたるワウォナ周辺のトレイルに限られ、避難命令や避難警報は出ていません。この記事では、何が起きているか、閉鎖されている区間と歩ける範囲、煙の影響、滞在中・渡航予定の方の確認先を1本に整理します。一次情報は国立公園局(NPS)の公式案内とCAL FIREの火災情報が正となります。

何が起きたか

衛星から見た山地の真色画像。画面中央やや右の森林地帯から、灰白色の煙の帯が南へ細長く伸びている
9月18日、ヨセミテ国立公園南部のワウォナ付近から南へ流れる、山火事の煙とみられる帯。VIIRS(NOAA-20)真色画像·NASA Worldview·Public Domain

公園当局の発表によると、ドーム・ファイアは9月15日の朝に報告され、発生時点でチルナルナ滝の北約400メートル(4分の1マイル)、州道41号(ワウォナ・ロード)から見える位置にありました。当初約100エーカーだった火は北と北東へ広がり、9月17日から18日にかけて急速に拡大しました。NPSの9月21日朝の更新では3,222エーカー・鎮圧率15%・対応人員581人、CAL FIREの同日17時51分の更新では約3,420エーカー・鎮圧率15%です。火は北側の2017年の火災跡地へ広がっており、当局は飛び火(スポット・ファイア)を鎮圧上の課題としています。出火原因は調査中です。

消火活動中の事故——現地時間9月20日午後2時55分ごろ、水の投下作業にあたっていた契約ヘリコプター(ユーロコプターAS332型・運航はオレゴン州の民間会社プレシジョン社)がオストランダー湖の南東で墜落し、搭乗していた乗員2人が亡くなりました(運航会社とFAAの9月21日の発表・NBC News、ABC News、KMPHの報道)。米国家運輸安全委員会(NTSB)が主体となって原因を調査しています。来園者への被害は報じられていません。

避難命令・避難警報は出ていません。公園当局は住宅や施設への差し迫った脅威はないとしています(ABC30・9月20日の報道)。予防措置として、NPSの9月21日の更新ではヨセミテ・ウェストとワウォナに構造物防護の消防隊を配置し、周辺集落の備えを続けているとしています(9月20日のABC30の報道ではバジャー・パスを含む3拠点)。

影響が出ている地域・施設・交通

花崗岩の岩壁のあいだを白い水が幾段にも落ちる滝。手前には丸い岩と針葉樹、上部には明るい緑の木々が見える
ワウォナから登るチルナルナ滝。火はこの滝の北約400メートルで発生したと公園当局が発表しており、滝へのトレイルは現在閉鎖されている(2006年・平常時)·Ben Lane / Wikimedia Commons·CC BY-SA 2.5

閉鎖の対象は、公園南部の州道41号(ワウォナ・ロード)の東側に広がる火災域のトレイルと荒野(ウィルダネス)です。公園当局は9月21日の案内で、次の範囲を閉鎖としています。

公園は「通常どおり開園・運営」と案内されており、ヨセミテ・バレーの主要な見どころは影響を受けていません。煙の影響は時間帯と場所によって変わります。

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参考情報